ウェルネスな食事とペヤング

今日のランチはひさびさにペヤングの焼きそばを食べた。死ぬほどうまい。

収入が上がるにつれなぜか人間というのは食事のランクまであげがちだ。以前は、おにぎりとカップラーメンばかりだったというのに使っても使ってもお金がなくならない状態になると、意識の高いランチや行ったことのない飲食店の開拓に時間を使うようになる。

少なくとも僕の場合はそうだった。外食に使うお金はすべて経費にできるため外で食べなきゃもったいないとすら思っていた。経費って税金は少なくなるけど純利益を増やすことにはまったく貢献していないんだけどね。小金をもつと人はIQが下がるのだ。

栄養バランスのいい食事

外食メインになってからというもの体への投資という概念が生まれた。おおむね役員報酬で月50万円を超えたあたりからだったと思う。プレイヤーを卒業し組織化が進んでいくと日常業務から離れ、社員の管理がメインになってくる。じっくりと考え事をしたいから無理矢理にでも外にでたくなるのだ。

最初のうちは外に出られればなんでもよかったのだが、そのうち栄養バランスも考えるようになり、定食屋さんやOLに人気がありそうなお店にも行くようになる。

今考えるに果たして「この時間」はなにか意味があったのだろうか・・・。というのも外食メインだった時期にわかりやすく事業が伸びたという実感がまったくないのだ。

外にでてリフレッシュしたような気にはなったし、考え事が進んでいたような気にはなっていた。しかし、売上の推移でいうと大した変化はない・・・。

一番業績を伸ばす食事はペヤング

独立起業し、すぐに儲けを出すことができた。なぜなら儲かる仕組みが最初から見えていたからだ。あとは仕組みを洗練させ、横展開させ、売上と利益がちょうどいいバランスするところまで整えれば一丁上がり。あとは溜まった利益を次の事業へ投資し、また仕組みを作る。

僕にとってのビジネスとは仕組み作りでしかない。実に簡単で退屈で、やれば誰でも儲かるものだと思っていた。初めての起業も、その次に作った事業も、その次に作った事業も最初こそやることは多いが自動運転するようになればあとは多少のメンテナンスで勝手にお金を産んでくれる。

そして最初のやることが多い時に食べるのがペヤングなのだ。ペヤングを食べると新しいことをやっているような気持ちになる。またイチからやってやるぞ!という気持ちになれる。そして毎月の売上がどんどん増えていくのだ。

「無駄なこと」は「やっぱり無駄」

圧倒的な結果を出すには一つのことに魂を売るしかない。業績を良くしようと思ったらウェルネスな食事について考えたり、美女を口説こうなんて考えない方がいい。今やるべきことだけに意識を向け、隙間時間にペヤングをすするくらいが「結果を出す」には最短ルートだ。

僕にとっての2025年は徹底的に無駄を省く1年になる。まずは堕落した生活や仕事のスタンスを整えてとにかく余計なことはしない。引っ越しもする。今まで手放すことができなかった書籍も先日200冊ほど処分し、ずっととっておいた数年分の日誌ともサヨナラした。

僕がペヤングを食べるということは売上が伸びるときだ。このピンチを乗り越え、また悠々自適な生活を送れるようになっても堕落することは今後ないはず。よっぽどの馬鹿でない限り、そういった嫌な経験から学び成長していくが人間なんだと思う。